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夏バテの原因と予防法―長引く『だるさ』には注意しましょう

[2026.08.23]

夏バテはなぜ起こる?症状・予防・なってしまった時の対策

暑い日が続くと、「体がだるい」「食欲がない」「疲れが取れない」と感じる方が増えてきます。いわゆる「夏バテ」です。特に夏の後半は、暑さによる疲労が蓄積して症状が出やすくなります。

なぜ夏バテが起こるのでしょうか?

私たちの体は、暑くなると汗をかいたり血管を広げたりして体温を一定に保とうとします。しかし、猛暑が長く続くと体温調節に関わる自律神経に負担がかかります。

さらに、屋外の暑さと冷房の効いた室内を何度も行き来すると、大きな温度差に体が対応しなければならず、自律神経の働きが乱れやすくなります。

また、大量の発汗による水分・塩分の不足、暑さによる睡眠不足、食欲低下による栄養不足などが重なることも夏バテの原因になります。

夏バテではどんな症状が多い?

代表的な症状は、体のだるさ、疲れやすさ、食欲低下、胃腸の不調、頭痛やめまい、睡眠不足、集中力の低下などです。

「夏バテだと思っていたら別の病気」ということも

注意したいのは、夏バテには特有の症状があるわけではなく、さまざまな病気と症状が似ていることです。

例えば、熱中症では、だるさ、頭痛、めまい、吐き気などがみられます。また、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの感染症でも、発熱が目立たない初期には倦怠感や食欲低下だけのことがあります。

そのほか、貧血、甲状腺の病気、糖尿病などでも、「疲れやすい」「食欲がない」「体がだるい」といった症状が現れることがあります。

そのため、「暑いから夏バテだろう」と決めつけないことが大切です。症状が長く続く、徐々に悪化する、発熱や息苦しさがある、食事がとれない、体重が減ってきたといった場合には、一度医療機関を受診しましょう。

夏バテを予防するには?

まず大切なのは、こまめな水分補給です。のどが渇いてからではなく、少しずつ水分をとるようにしましょう。大量に汗をかいた場合には、水分だけでなく適度な塩分補給も必要です。

食事では、肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質に加え、野菜や果物もバランスよくとりましょう。冷たい飲み物や食べ物ばかりになると胃腸に負担がかかるため注意が必要です。

また、十分な睡眠も重要です。冷房を我慢せず上手に利用し、暑さで睡眠が妨げられない環境を整えましょう。

夏バテになってしまったら

まず無理をせず休養し、水分と食事を少しずつとってください。食欲がない時には、おかゆ、うどん、スープ、豆腐、卵など、消化しやすく栄養をとりやすい食品がおすすめです。

一方、強いめまいや頭痛、吐き気、ぐったりするなどの症状がある場合には、熱中症の可能性も考える必要があります。涼しい場所へ移動して体を冷やし、水分・塩分を補給してください。意識がおかしい、自分で水分を飲めない場合には、速やかに救急要請が必要です。

夏の疲れは8月後半から9月にかけて表面化することもあります。十分休んでも改善しない場合や、「いつもの夏バテとは少し違う」と感じる場合には、夏バテと自己判断せず内科にご相談ください。

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